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この本の感想・レビュー(3件)
罪とは?差別とは? 犯罪者の家族が抱える苦悩。 その中であえぎもがきながら人間として成長していく主人公。 醜いながらも人間の本質も描かれていて、鋭く自分自身も問われているように思えた。
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強盗殺人犯の家族を考えたことがありますか
人の絆、差別のない世の中。って何なんでしょうか。改めて考えてしまいました。そして罪をつぐなうっていうのは本当に大変なことなんだと思い知らされました。罪を犯した犯人の残された家族たちの残酷な境遇。これまでは考えてもみなかった。重い話です。
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苦渋…
「あまり、こんな風になってほしくないな」 「いや、きっとこう(いい方向に)なるだろう」 そんな想像を、さらりと裏切るラスト。でも、それって幾度と繰り返される苦しみの中で、逃げずに生きていかなくてはいけない道。それが決して容易いものではないこと、何かを犠牲にしなくてはいけないこと…という現実を目の当たりにする。 人は必ず人によって気づかされ、人と生きていくために己を知る。己を知ることは、愛する人を守るために必要なことであり、その上容易くできることではない。 また家族というのは想像以上に見えぬ絆で結ばれているものであり、時にそれは鎖のごとく雁字搦めにして苦しめる。そして誰とつながりを築いていくことになろうとも、必ずその鎖が良くも悪くも邪魔をするのである。受け容れるのか、はたまた無理矢理でも外すのか、もしくは触れずにいるのか… あぁ、この状況になったら、こういった結末も仕方がないのかな。それはそれで幸せな道を歩んでいくための苦渋の決断であるのだから。正しい答えなど誰にも分からないけれど、きっとこうするしかないのかもしれない。けど、もし自分が同じ立場ならそれができるかというと微妙なところ… いずれにせよ、兄にしろ弟にしろ、どれほど胸を痛めたのだろう…ラストのシーンにおいては家族の見えぬ絆がどれほど2人を強く結んでいたのだろう…と思うともう涙、涙。。。 しかし意外なほど、読後はそんなに暗い気持ちにはならない。 全然関係ないけれど、兄が送ってくる手紙のはじめの頃は知識に乏しい為ひらがなが多く、「アルジャーノンに花束を」を彷彿とさせるもので、それが更に切なさを倍増させたなぁ。
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