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この本の感想・レビュー(2件)
壮大な冒険への序章
あー、おもしろかった。一気読みいたしました。立派な青年になったチャグムは、その優秀さや誠実さから、父である国王から命を狙われながらも、国と民をタルシュ国から守るため命を懸けて旅立つまでの話。 バルサは出てきません。 色々言いたいのだけど、こればかりはバレはよくない。 最終章の「天と地の守人」、文庫化を待つか、それともすぐ買いに走るか、 とにかく早く続きを読みたいぞー、そのくらい面白かったよ、 あー自分の頭の悪さに腹が立ってきた、けど面白かったです。
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一気に読んでしまった。早く残りの文庫化を!
チャグムを主人公とする『旅人』シリーズ第二弾。 今回は南のタルシュ帝国の侵攻で 罠と知りながらチャグムがサンガル王国の手助けに行くことになる という展開。 この巻はそれまでのファンタジー色は気薄で、むしろ歴史物語。 さらにこの巻に続く「天と地の守り人』も含む タルシュ帝国編とも言うべき話の『序章』に当たる。 この巻でチャグムは初めて己ひとりで困難な状況に立ち向かうことになる。 だから今までよりも深くその内面の葛藤が描かれている。 その強さも、弱さも、幼さも、そして折れない心も。 これはチャグムという少年も成長物語だ。 『精霊の守り人』ではただ守られるか弱い存在だったチャグムは 『虚空の旅人では』才気を秘めた真っ直ぐな心を持つ皇子に成長し、 この『蒼路の旅人』では、深い葛藤を持ちながらそれでも己の信じる道を歩こうとする強さを持つ男に成長していく。 それはチャグムというひとりの登場人物が まさに主人公へと成長していく姿なのだ。 そしてここに、『守り人』シリーズは バルサとチャグムという二人の主人公を会得したことになる。 この巻はそれこそすごいところで終わっていて、 最終巻の『天と地の守り人』へ繋がっていくわけだけど、 そこでは主人公に成長したチャグムと、 初めから主人公であったバルサとが、 おそらく対等な形で描かれるはずだ。 まるで二人の名優の舞台のように。 ああ、早く続きをよみたいなあ。 でも、ここまでずっと文庫で読んできたので、 なんとか続きが文庫化されるのを待ちたいと思う。
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